東京大学教授の哲学者の石原孝二先生いわく、【良い(信頼できる)精神科医の条件】は、当事者を人と見なす(当事者の発言をきちんと聞く)、向精神薬の使用はなるべく避け、その副作用をきちんと説明する、病理化しない、製薬会社やMRの説明をそのまま当事者に説明しない、社会的な模範からの逸脱を『病状』として説明しない等を挙げておられます。
日本の厚生大臣の発言や精神医療に関する法律の制定経緯などから分かるように、日本の精神医療は世界から見ると稚拙です。
「独立した機関が入院の必要性をチェック」と提言をされている。
もしも「精神科医によるチェックが正常に機能している」と判断されていた場合は、このような指摘は受けません。
「精神科医が行う医療保護入院等の要否」が機能していないから、このような提言をされている。
そして、世界から遅れている日本の精神医療が世界標準に向かう可能性も無いとは言えないため(例えばLGBTやセクハラに関する世界標準が、遅ればせながら日本にだんだん浸透してきているように)多くの人が声を上げることが大切です。
例えば精神薬の副作用で「自殺企図」を説明されることは無い、もしくは少ないと思います。
そして結果として自殺しても、もうどうしようもありません。
そのため、精神科医の初診時に、「精神薬以外の様々な治療方法についてどのくらい知識が有るか?稀な副作用についても事前に丁寧に説明してくれるか?誤診の時にどのような対応を想定しているか?」を尋ねておくのはある程度、精神科医の道徳観・倫理観・思考硬直感・能力が分かり、結果としてこの精神科医に任せて良いかの判断材料になるかと思います。
※ただし既に通院している状況においては、このような質問をすることは不利にもなりえます。下記のようなカルテの改ざん等を誘発しうる可能性も有ります。
精神疾患については、精神薬以外にも様々な治療/対処方法が有りますが、治療方法が「精神薬」一択で、精神薬のみを信奉している精神科医は避けたほうが良いです。
可能であれば、「精神薬を増量したり、変更したりしかできない精神科医」よりも、「精神薬以外の治療方法や生活方法も提案できる精神科医」に診てもらう方が良いと思います。
また、精神薬の効能(例えば、気分を落ち着ける、やる気を出す等)は、精神薬以外の方法でも代替できることに気づいてください。
気分を落ち着ける方法や、やる気を出す方法はいくらでも有ると思いますが、日本の精神医療では「精神薬」のみに頼る状況ですので、「精神薬が効かない」及び「副作用で苦しい」という人々でも、基本的には精神薬を飲み続ける以外は行われません。
「精神薬以外の様々な治療方法/生活方法を調査し、精度を上げ、発展させる。」というのはごくごく一部の医師しか行っていません。
どのような職業でも、例えばガソリンスタンドの店員さんでもコンビニエンスストアの店員さんでも、誤った場合は謝罪し返金がなされます。
初診時にあたった精神科医が、これらの職業と同程度の道徳観や職業規範で有れば、まだ、ましだと言えると思います。
精神薬のSSRI/SNRI/SDAによる自殺企図については、例えばKEGGのサイトで「パキシル」や「リスパダール」等を入力し、表示されたページで「自殺」や「自殺企図」という文字列でページ内検索をしてみてください。
https://www.kegg.jp/kegg/medicus/
受診時、スマホ等で録音するのも良いです。
医師の言葉は医療用語も含まれて難解なこともあります。
副作用を一切説明してくれない時もあります。
そのため、意味の取り違えや、聞き漏らしが無かったかを家に帰って何度も聞き直してみることが大事です。
自分自身の思い込みで、医師の言葉を勘違いしないように、何度も聞き直してみる事が有効です。
特に、精神薬以外の多くの治療方法についても聞いてみて下さい。
医師の診療経過の説明は、一般の方には分かり難いので医師にイラストを描いて解説して頂いたり、ICレコーダで録音しておくと後で言った、言わない、といったトラブルを防止できますし、ご自身でインターネットや医学書を使って調べるときにも便利です。
録音するときは、特に録音の許可を得る必要はありません。
時系列で診療経過を記録することで問題点を整理することができますし、後で弁護士に相談するときや証拠保全の申立の際にも役立ちます。
医療ミスがあったのかどうかわからない段階で、医師・看護師に責任を追及するという態度をとると、医師らとのコミュニケーションが上手くとれなくなったり、医師らが、訴訟を起こされるのではないかと身構えて、カルテに訴訟を想定した弁解的な記載をしたり、改ざんや隠匿する危険がありますので得策ではありません。
医師には、患者の病状や診療行為などについて説明する義務がありますので、患者の権利として医学的な疑問点について具体的な説明を求めるというスタンスが大切です。
参照サイト:http://www.iryoukago-bengo.jp/article/14318821.html
ここからは精神科医の誤診の実例を挙げていきます。
精神科医が誤診した場合、患者さんはその病院への通院を止めて他の病院へ変えるため、精神科医の誤診が明らかになることは稀です。
精神科医が誤診を認めることも稀ですし、薬の処方が適切で無かったことを認めることも稀です。
先述のようにどんな職業でも「間違えたら謝罪する。」というのは当たり前だと思うのですが。
病院の方からAさんの診断名について,認知症がなくなり,代わって人格障害がついたと教えられました。
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Aさんは病気でもないのに強制的に入院させられ,重大な人権侵害を受けている恐れが強いことを意見書に書き,早急に退院させるよう求めました。
結局,審査会ではAさんの退院請求が認められました。
参照サイト:https://eiraku.lawyers-office.jp/archives/11752
「薬のせいで病気」という状態だった
・双極性障害
・大うつ病(うつ病)
・抑うつ体験反応(神経発達障害との併存症として広義の適応障害を含む)
・症候性抑うつ状態
・統合失調症の抑うつ状態
・薬剤性抑うつ状態
じつは、抗うつ薬が効くのはこの中の「大うつ病(うつ病)」だけです。
参照サイト:https://president.jp/articles/-/47411
「薬剤性抑うつ状態」というのは、治療を目的として投与された医薬品 によって生じたうつ病のことです。
「精神薬によって、精神病になった」というのはGoogle MAPの精神病院のクチコミでもよく患者さんが載せています。
「眠気、だるさ」がうつの入り口ということは精神科医はかろうじて知っているかもしれませんが、精神薬による「眠気、だるさ」も当然ながらうつの入り口だということは、精神科医に伝えても、多くの精神科医は拒否反応を示すのみでしょう。
以下、多剤処方による日常生活悪化の例です。
薬を減らして元気になった!(本人)
参照サイト:https://www.comhbo.net/?page_id=8478
以下、精神科医の診断と投薬によって、致死性の経過をたどる例です。
悪性症候群の後遺症など
参照サイト:https://seiwakai-shimane.com/blog/?page_id=1287
ここに挙げられている転院前の病院の精神科医は、患者をこのような状態にした事に対して謝罪をしたり責任を取ったのでしょうか。
謝罪も責任も取っていないと思いますがどうでしょうか。