滝山病院 入院手続きで偽装か 埼玉 所沢市の職員ら7人書類送検
2023年8月17日 看護師による入院患者への暴行事件が起きた東京 八王子市の精神科病院「滝山病院」に入院した埼玉県所沢市の男性患者を医療保護入院させた際、手続きを偽装した所沢市の生活福祉課の職員等、合計7人を書類送検。
毎日新聞 - 精神科の強制入院はハンセン病患者の隔離政策に通じるところがある
毎日新聞 - 精神科の強制入院の課題/下 平田豊明医師(千葉県精神科医療センター名誉病院長) 外部審査機関の強化必要
日本弁護士連合会 - 精神障害のある人に対する強制入院制度は、ハンセン病患者に対する強制入院制度と同様・差別偏見を作出/助長する患者隔離制度
精神科病院の強制入院に関する多くの患者さんの苦情を実際に聞いたことはありますか?
精神科病院の中にも良い病院と悪い病院がありますが、なぜ、国連が、その日本の精神病院への入院の諸問題を「差別」「人権侵害」と非難し、第三者の介入を求めているのか、その経緯を知っていますか?
みなさんは、精神疾患についての知識は、インターネット検索で「うつ病 病院」、「精神疾患 治し方」程度で表示される、病院や精神薬に関する情報以上に詳しい実態はほとんど知らないのではないでしょうか。
精神病院に関して、国内の多くの患者さんが「自分の意志に反して物事が進んでいき、苦しんでいる」という現状を知って下さい。
LGBTの方々への差別は駄目だというのは浸透してきたと思いますが、精神疾患の方々への、国連の勧告する「差別」や「人権侵害」については、未だ浸透していません。
そのため、1人1人が現状の問題点を知ってもらうのが第一歩だと思います。
精神科医や厚生労働省が国連程度の人権意識を持ってくれると良いのですが、戦中/戦後の医師の「人権に関する意識」を見てきても、これは期待できません。
NHK福祉情報サイト 「ハートネット」 - 精神疾患・メンタルヘルス
このサイトでは、まず精神疾患についての説明が有り、次に「長期入院からの退院 電話相談」として「精神医療人権センターへのリンク集」があります。
NHKハートネットが、精神疾患に関して”一番始めに”伝えたい事が「長期入院からの退院 電話相談」であり、「精神医療人権センターへのリンク集」であると言う意味を考えてみて下さい。
「精神病院から退くこと、離れること」を一番最初に掲載しています。
精神科医は反省すべき点が多く有るはずですが、このようなサイトを見ても、多くの精神科医は反省することは無いでしょう。
国連の勧告でさえ、精神科医には効果は無いか薄いと思います、国連の勧告について重箱の隅をつつく、エビデンスの我田引水をし反論する、弁解する、形として反省の態度を見せる程度が精神科医のとりうる精一杯の対応ではないでしょうか。
ものの15分以内で統合失調症と診断決定するおかしさや稚拙さをみんなで反省しよう、副作用について製薬会社と離れて第三者による調査をしよう、オープンダイアローグ等に参加しよう、患者の薬漬けを解消すべく精神薬以外の治療方法を見返して実践/発展させていこうというような精神科医はほとんどいない、またはごくわずかだと思います。
以下、「#精神疾患」の記事の一例です。
社会的入院を考える (2) なぜ退院は進まないのか? 精神科病院の現状と支援のヒント
障害者権利条約 国連勧告からインクルーシブな社会・教育・日本の課題を考える
→日本の障害者政策には課題が山積み
→障害者が自ら望まない入院を「障害を理由とした差別だ。自由を剥奪するものだ。強制入院を認めている法律を廃止しなさい」と言っています。
→まずは従来の精神医療というものは、薬物療法が進歩すれば、うつ病も統合失調症も最終的には全部治るという目標で頑張っていたわけです。けれども最近になってそれは限界があると。確かに進歩したんですが、そろそろ頭打ちになってきていて、統合失調症の薬も新薬がかなり効くものが出てきましたけれども、それでも治らない人がたくさんいるということが分かってきました。正しい診断をして、正しい薬さえ出していれば治るはずだという信念が、なかなか払拭できないというところが強いと思いますが、結局それで治りきらない人がすごく増えているという現実があると思います。
以下、「ヨミドクター」の記事の一例です。